ザカリヤの預言(ザカリアの賛歌)

 今朝の聖書は三つに分かれ、①「神様は、多くの預言者が言っていた通り、ダビデの子孫から救い主を立て、敵の手から自分達を救って下さる。それはイスラエル民族の先祖アブラハムと主が契約を結んだことを忘れずにいて下さる憐れみによるのだ」、②「自分の息子として与えられたヨハネの使命が神からの特別なものであることの誇りと感謝と喜び」、③「救い主の到来と平和へ導かれる希望」が語られます。

78節の「あけぼのの光」とはイエス様のことです。抑圧されて希望のない人々を「暗闇と死の陰に座している者たち」と表現し、そこに高い所から希望の光、即ち、救い主が訪れ、平和へ導かれる。それは、天から与えられる救いへの望みです。マラキ書では「義の太陽」(3:20)と表現され、「その翼にはいやす力がある。あなた達は牛舎の子牛のように躍り出て跳び回る」とあります。昔、「人間は誰でも心に闇を抱えている。他人には言えない闇もある。しかしそれを抱えたままでも自分の闇を闇だと認識して、その暗さを暗闇として認識していればこそ、光の明るさが分かる。闇の暗さを感じなさい。それが深ければ深いほど、光のありがたみが分かる。」と説教の中で聞きました。闇を闇と認識できれば、その戦いは自分一人だけではなくイエス様が共に歩んで下さる。神の御言葉が光の武具となって助けて下さるのです。 (後略)。