ペトロ

 他方、ペトロも幻を見ます。幻に、獣や空の鳥など(レビ記11章で清くないとされるもの)が入っている大きな布のような入れ物が天から降りて来て、それを食べるように言われます。ペトロは、清くない物は食べたことがないと断りますが「神が清めたものを、清くないなどといってはならない」と声が聞こえ、このやりとりが三度あって入れ物は引き上げられます。ペトロが幻の意味について思案に暮れている時、コルネリウスの使者が到着します。すると神の霊が、ペトロに彼らと一緒に出かけるようにと促します。