天使

2000年前、救い主ご降誕のその日、その地方にいた羊飼い達は、いつも通り夜の暗闇の中を、羊を守る為に見張っていました。真っ暗な、厳しい状況の中で、星だけが頼りです。

3月11日の東日本大震災の時、停電のため、一帯の電気が消えて暗闇が広がりました。あの夜、野宿のような形で夜を過ごした人達から、電気の消えた暗闇の恐ろしさ・寒さと、星の美しさをよく覚えていると聞きます。  

暗闇の中で仕事をしていた羊飼いたちの所に、突然、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたことに彼らは圧倒されます。そこに現れた天使は、神様からの喜びの知らせである、「救い主ご降誕」を伝える役目を帯びています。羊飼いたちは、光り輝くその眩しさに圧倒されます。