罪の奴隷

 罪とは何でしょうか。簡単にいえば、神様への不服従(戒めを破る)です。

例えば、十戒の中に「偽証してはならない」があります。ところが人間社会では、自己弁護、自己正当化のために「うそ」が入ってきます。「うそ」をつくことは罪です。うそをつかざるを得ない状態は、鎖につながれた不自由な奴隷状態にあります。生まれながらの人間は、さまざまな欲望を持っています。そしてその欲望を満たすために、頭では悪いと知りながらコントロールがきかず、罪の奴隷となっています。

  

この罪の奴隷状態にある私達人間が、「真理」を知ることによって自由になれる。自由を得ることが出来るとイエス様は言われたのです。イエス様は同じヨハネ福音書で「わたしは道であり、真理であり、命である」(14:6)と言われました。イエス様ご自身が、神様の真理を現されたのです。イエス様が語られる言葉すべてが真理です。ところがこの世には、神様の支配される世界に生きることを阻止し、そこから引き離そうとする誘惑、力が至る所に存在します。

私達が「自由」になるということは、これら真理に逆らうものすべてから解放されることです。イエス様を信じて、イエス様が教えて下さっている言葉にとどまり続けるならば、私達はこの世の伝統や風習、価値観、人の目、その他全ての束縛から解放されて、自由に生きる(神の子として生きる)ことが出来るのです。このためにイエス様は来てくださいました。