はじめに

今日の聖書で、イエス様は「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」(12節)と言われました。世とは、この世です。私達が生きているこの世界全体のことです。私達が生きているこの世は、明るいニュースより暗いニュースを聞くことが多く、新聞の社会欄に目を通せば、悲惨な出来事、罪深い出来事が毎日のように報道されています。いじめから自殺に至るケース、児童虐待、殺人や強盗、ストーカー事件、DVの問題、過労死の問題、原発事故による人体への影響の恐怖、家も仕事も失い生きる希望を失っている方達、又、ネット社会が生み出しているさまざまな問題、さらに世界に目を向ければ、テロの恐怖や、今、尚、死傷者が絶えないシリアでの内戦、そこから逃げる難民の問題など、私達の住むこの世は、暗く病んでいると言わざるをえません。 
さらに、一見幸せそうに見える家庭の中にも、家族の思いの行き違いや、夫婦・親子・嫁・しゅうとめの関係などで悩んでいる家族が大勢おります。