はじめに

 本日の聖書には、地震、戦争、飢饉という言葉があり、「今は終末だろうか?」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。そんな折に与えられた御言葉を、じっくり追いながら学んでいきたいと思います。
ユダヤ教の総本山エルサレム神殿で、本当は、救い主として迎えられるはずであったイエス様は、ユダヤ教の有力者達によって排斥されました。 
エス様は、彼らと討論しながら彼らの誤りを指摘されましたが、彼らはイエス様を救い主と認めることはできませんでした。エルサレム神殿は、古い形を固守したが故に、新しい形を受け入れられなかった「不信仰」のシンボルとなりました。にもかかわらずイエス様の弟子の一人は、「何とすばらしい建物でしょう」と、表面的な見方のままです。 
エス様は、エルサレム神殿が「人間の救い」の役目を果たさないなら、外見はどんなに立派でも、近い将来、崩れて滅びると言われました。