第一の誘惑

 イエス様が40日40夜の断食後、悪魔から、「あなたが神の子であるなら」石をパンに変えてみよと誘惑されました。悪魔は空腹のイエス様に、神の子である証明として、空腹を満たすパンを求めました。世の人々がそれを見るならば、大勢の人々がイエス様のもとに集まって来るに違いありません。しかしイエス様は、人はパンだけではなく「神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」(申命記8:3)と応答されました。 パンは肉体の命を守りますが、命は肉体だけではなく「霊の命」もあるのです。この命は、神と共にある真の命であり、永遠の命でもあります。私達が困難や苦しみ、試練に会う時、御言葉が力となって励まされ、慰められ、忍耐出来るのは、「霊の命」が生かされているからなのです。