はじめに

 今朝、皆様と共に、イエス・キリストの復活をお祝いするイースターの礼拝を捧げることが出来ることを神様に感謝致します。
 イエス様が十字架につけられて息をひきとられた後、その遺体を十字架から下ろす許可をとったのは、弟子達ではなくアリマタヤ(ユダヤ人の町)出身で、身分の高い議員のヨセフでした。彼は勇気を出して遺体の引き渡しを総督ピラトに願い出て許可を得ます。そして亜麻布を買い、遺体を包み、ニコデモが持ってきた香料を添えて、岩を掘って作った新しい墓に納め、入口に大きな石を転がしてふさぎました。金曜日の日没から始まった安息日が終り、三日目の日曜日の明け方のことでした。安息日が終るのを待ちかねたように婦人達はイエス様の遺体に油を塗る為にお墓に行きました。婦人達はお墓の前の大きな石を、誰がどけてくれるか心配していました。ところがマタイ福音書によれば、お墓に着いた時、大地震が起こり、天使が石をわきに転がしてその上に座り、イエス様の復活を告げたのです。