2008-10-05から1日間の記事一覧

私達人間の罪

「お前が本当に神の子なら・・してみろ」との言葉は荒野の誘惑の、サタンの言葉でもあります。命の与え主である神に、そして人間を愛し、私達を罪から救う目的で遣わしたイエス様に、人間は罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせます。十字架を取り巻く人々の中…

十字架を取り巻く人々

ゴルゴタの刑場に着いたイエス様は、兵士の差し出した苦い葡萄酒を飲みませんでした(苦みは感覚を麻痺させる物質)。そして残酷な十字架につけられたのでした。兵士達はイエス様が身につけていた衣をくじで分け合い、座って見張りをしました。刑場を通りか…

シモン

ある神学者はシモンについて、「強いられた恩寵」という言葉を使います。いやいやながら負う重荷が、結果として恵みに満ちた力に触れることになるという意味の深い言葉です。パウロの手紙にはシモンの息子や妻がキリスト者として登場します(参照:マルコ15…

刑場への道

侮辱を加え終えた兵士達は、十字架刑が執行される刑場にイエス様を連行します。当時の十字架刑は、刑場にたての棒が用意され、死刑囚は横木を自ら背負って刑場まで歩かなければなりませんでした。その300メートルほどの道は、今日「苦しみの道」(又は「悲し…

虐待

こうしてイエス様の身柄はローマ総督の率いる兵士達に託されました。兵士達はローマの支配下にあるユダヤ人死刑囚として、イエス様を好きなように扱いました。「ユダヤ人の王と自称した」ゆえに、王のマント代わりにローマ兵の赤い上着の軍服、冠の代わりに…

はじめに

今日の聖書では、イエス様が二度の裁判を経て十字架刑が決定し、刑が執行されるまでの過程が描かれています。一度目の裁判では、同じユダヤ人である大祭司が神の代理人としてイエス様を裁きました。そして神を冒涜したとして、死刑にすべきとしました。二度…

 27章27−44節

27 それから、総督の兵士たちは、イエスを総督官邸に連れて行き、部隊の全員をイエスの周りに集めた。 28 そして、イエスの着ている物をはぎ取り、赤い外套を着せ、 29 茨で冠を編んで頭に載せ、また、右手に葦の棒を持たせて、その前にひざまずき、「…