2.聖霊はいつ降(くだ)ったか

 聖霊ペンテコステに降ったことが使徒言行録に記されていますが、主イエスご自身が前もって語っておられます(ヨハネ16:7)。

 「しかし、実をいうと、私が去っていくのは、あなた方のためになる。私が去って行かなければ、弁護者(助け主)はあなた方の所に来ないからである。私が行けば、弁護者(助け主)をあなた方の所に送る。」

 主イエスが昇天すれば、助け主なる聖霊をあなた方の所に送ると主イエスご自身がここで言われています。これは主イエスが父なる神のもとに昇天されるということです。主イエスが昇天されて父なる神のもとに行くと、神と主イエスから聖霊がこられる。ここにキリスト教の教え「三位一体」ということが非常にはっきり出て来ます。キリスト教の教会では、聖霊降臨日の前に主イエス・キリストが昇天する「昇天日」(五旬節の10日前・今年は17日)があります。