「主よ、ごもっともです。しかし、子犬もパン屑はいただくのです。」

 母親はあきらめませんでした。イエス様のおっしゃることは正しい。ユダヤ人から見れば自分達は汚れている民族である。パンをもらう資格はない。でもパンを食べる時にはパンくずが出る。子犬はそのおこぼれのパンくずを食べられる。だから私にもパンくずを下さい!と、イエス様が用意されている神様からの救いの祝福は、ユダヤ人の分をすべて使い果たしてもなお余りあるものであり、イエス様の溢れ出る豊かな力に自分もあずかれるのではないでしょうかという信仰です。