2007-06-10から1日間の記事一覧

恵みが取り去られた時も・・

神様が祈りを聞いて下さらないことがあります。祈っても祈ってもこちらを向いて下さらない。そのような時に、私達はあきらめずにこの母親に答えて下さったイエス様に信頼し続けたいと思います。 私達は、神様の恵みを頂いていることがいつしか空気のように当…

詩編・叫びの祈り

旧約聖書の詩編にも、叫びの祈りがあります 22:20 「主よ、あなただけは私を遠く離れないで下さい。私の力の神よ、今すぐに私を助けて下さい」 30:11 「主よ、耳を傾け、憐れんで下さい。主よ、私の助けとなって下さい」 31:17 「あなたのし…

「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願い通りになるように。」

イエス様がこう女に言われたその時、娘の病気はいやされました。この母親は、「神様の御計画による順序」を受け入れました。「異邦人は選びから外れている」ことを受け入れ、イエス様は正しいお方であることを前提にしながら、なお、イエス様から離れまいと…

「主よ、ごもっともです。しかし、子犬もパン屑はいただくのです。」

母親はあきらめませんでした。イエス様のおっしゃることは正しい。ユダヤ人から見れば自分達は汚れている民族である。パンをもらう資格はない。でもパンを食べる時にはパンくずが出る。子犬はそのおこぼれのパンくずを食べられる。だから私にもパンくずを下…

イエス様の拒絶

カナンの女は近寄って来てイエス様の前にひれ伏し「主よ、どうかお助け下さい」と、自分ではなく娘の為に(娘の苦しみは自分の苦しみ)訴えました。しかしイエス様は、母親の願いがどんなに切実でも必死でも、それによってご自分の使命を変更しようとはされ…

「私は、イスラエルの家の失われた羊の所にしか遣わされていない。」

これが弟子達への、イエス様の答えでした。 イスラエルの失われた羊とはイスラエル全体をさしています。民全体が確固たるものを失って、神の導きを求めて頼りげなくさまよう状況をあらわしています。「私は・・しか遣わされていない」とは、遣わしたお方(父…

弟子の困惑

弟子達は後をついてくるカナンの女を追い払うようにイエス様にお願いしました。(別の訳では「去らせて下さい」・・早く解決して欲しい)。

カナンの女

イエス様の名前は、この地方にまで既に伝わっていたようです。一人のカナン人の女が出てきてイエス様に向って「主よ、ダビデの子よ」と呼びかけました。病気の娘を助けて欲しいとの叫びでした。ユダヤ人の間では「ダビデの子」=「メシア・救い主」を意味し…

はじめに

今日の聖書は、イエス様がユダヤの国境外のティルスとシドン(地中海東のフェニキア)地方に行かれた時のことです。イエス様がそのような地方に出かけられるのはめずらしいことで、おそらく群衆から離れ、静寂を求めて、或いは弟子達を教える為に・・と推測…

 15章21−28節

21 イエスはそこをたち、ティルスとシドンの地方に行かれた。22 すると、この地に生まれたカナンの女が出て来て、「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。娘が悪霊にひどく苦しめられています」と叫んだ。23 しかし、イエスは何もお答えにな…