裁くのは審判なのです。

 捕手がストライク・ボールの判定をするわけではありません。そのようにルールで決められていて、審判の言うことを聞かないと試合は成り立ちません。ですから早まって裁いてはならない。「主が来られるまでは、先走って何も裁いてはいけません」(5節)。私達は自分中心に生活をしており、自分の尺度で人を裁いております。「あの人は良い人だ。この人はダメだ。昨日は良かったけれど、今日は全然ダメじゃないか。」と裁くのは得意です。しかし、「あなたがたは、自分の裁く裁きで裁かれ、自分の量る秤で量り与えられる」(マタイ7:2)。裁いてはいけませんというのが神様の教えです。