この話の中心は

 この話の中心は役人の信仰、見ないで信じる信仰、イエス様の言葉を信じる信仰、ということではありません。彼の信仰は決して賞賛されてはいません。この話の中心はあくまでもイエス様です。もっと正確にいうなら「イエス様の言葉の力」です。イエス様はヨハネ福音書でいうなら「神の言葉」そのものです。肉体をもって来られた「神の言葉」です。では何を語る神の言葉でしょうか。いうまでもなく「神の愛」です。「神はあなたを愛していますよ」ということを伝える神の言葉です。「あなたがどんな人でもどんな状況にあっても、あなたを愛していますよ。」「あなたの罪を、独り子イエス様を十字架につけるほどまでして赦して下さるそのような愛を、神様はあなたに向かって注いでいますよ」ということを語る神の言葉です。