精算

 労働の時は終り、支払いの時が来ました。主人は最後に来た者から賃金を払うように監督に命じます。労働時間が1時間の者から始まり、3時間、6時間、9時間、最後に夜明けと共に働いた者に支払われました。一時間しか働かなかった者達に一デナリの賃金が支払われたのを見た最初に雇われた者達は、自分達はそれに上乗せしてもらえるだろうと期待しました。しかしぶどう園の主人はすべての労働者に、労働時間に関係なく同じ一デナリを支払いました。