「後にいる者が先になり、先にいる者が後になる。」

 ぶどう園での労働も、最後に来た者が最初に賃金を受け取ることが出来たのも、時間に関係なくすべての人が一日分の賃金を与えられたのもすべては雇い主(神様)の憐れみによります。「先にいる者が後になる」とは、この憐れみを忘れて自分の体験からいつしか傲慢になり、他の人と比較して不公平だとふてくされ、他の者が自分と同じ報酬を受けることを喜ばない人です。そしてあたかも神様が不正をしているかのようにつぶやく人です。私達は、今一度、神様の主権の前に頭を低くして、先走りすることなく、人と比較するのでなく、自分に与えられた分を感謝し、今ここにいることに心から感謝をささげたいと思います。