神殿は祈りの場所

 神殿(教会)は神の家です。神殿で人は神様に心と思いを向けます。神殿での仕事は祈りです。人は、神様が自分と共にいて下さり、祈りを聞いて下さり、神様の憐れみといつくしみの中に自分が置かれていることを確信して神様と語るのです。神殿の境内で商売をしていた人達は、祈る目的でそこにいたのではなく、そして、買い求める人達は律法の規定にあるからそれを購入するのであり、それをすることが神の前で自分の責任を果たすことだと考え、そのことが自分達の信仰の証であり、その安心感にどっぷりつかっていたと考えられます。