シメオン

 聖書は彼をこのように紹介します。「この人は正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。そして、主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けていた」。シメオンが聖霊に導かれて神殿の境内に入ってきた時、両親に連れられてきた生後40日のイエス様に会ったのです。

シメオンは幼子イエス様を腕に抱き、神様をたたえて言います「主よ、今こそあなたは・・この僕を安らかに去らせて下さいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです」。

幼子イエス様を見て、シメオンは神様の約束の救いの「成就」を見たと告白したのです。何という信仰告白でしょう。彼の確信は聖霊の賜物によるものでした。正しく生き、信仰あつく、聖書の約束を信じて聖霊の賜物をいただいたシメオンに想いを寄せながら、自らの信仰を吟味したいと思います。