はじめに

 今日のたとえは王様が主役です。王は愛する王子の為に結婚の披露宴を開きます。結婚は本人にとっても喜びでありますが、親である王にとっても大きな喜びです。私達は結婚式に招かれた時、新郎新婦の新しい門出を喜ぶと同時に、育ててきた両親と喜びを共にいたします。たとえの中の王は神様、王子とはイエス・キリスト、最初に招待されていたのは選民イスラエルユダヤ人)のことです。ユダヤ人は当然、祝いの席に座り、招かれた者の光栄を思い味わいつつ、王や王子と共にこの日を祝い、喜びを受け取るように定められていた人々でした。