終末

 終末は時間の世界(歴史)の終わる時です。それは神様のご計画の中で定められた「時」(神の御子イエス・キリストが永遠の世界から時間の世界に入られたように)です。終末に伴うさまざまな苦難は「産みの苦しみの始まり」(8節)といわれていますが、産婦が子供をこの世に送り出す時に陣痛なくしては子供の誕生という喜びにあずかることが出来ないように、この世界の終りの時(それは新しい神の国が開かれる時)に、世界は激しい痛みに襲われるのです。その時に備えて私達は今、信仰を強化しなければなりません。神様の憐れみをいただきながら、どんなことにも耐え忍ぶ力をいただき、愛の二重の戒め「主なる神を愛する」「自分を愛するように隣人を愛する」を大切に歩む者とされたいと願うものです。