教会は聖書を正典として聞く

 教会で聖書が語られるのは、聖書がキリスト教の正典だからです。正典(カノン)のもともとの意味はまっすぐな棒、さお、定規という意味です。そこから尺度、基準、原則という意味に使われています。(ラテン語ノルマは規範、標準、模範の意)。教会は、人間が人間として生きていく上でなくてはならない価値基準、判断基準となるべきものがこの「聖書」であることを信じ告白しています。聖書を学ぶならば、神を知り、人間を知り、更に、人間が神に逆らう存在であり、神に許されなければならない存在であり、そのために神は御子イエス・キリストを地上に送って下さり、イエス・キリストは私達に「言葉」を通して神様の救いのご計画を明らかにして下さった、ということを知ることが出来ます。

人間はなぜ生きているのか、人間はどのように生きるべきか、何が正しく何が間違っているのか、世界はどのように創られ、どのように終るのか、そのことがこの一冊の聖書に記されています。