この出来事を境にして何が変わったのか。

 「ペテロは、このほかにもいろいろ話をして、力強く証しをし、『邪悪なこの時代から救われなさい』と勧めていた。ペテロの言葉を受け入れた人々は洗礼を受け、その日に三千人ほどが仲間に加わった。彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。」(41−42節)。それ迄の弟子達はイエス・キリストの思い出に生きていた120人程の小さな集団でした。しかしこのペンテコステの日の出来事を境にして、特にイエス・キリスト「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいる。」というあの約束の言葉が動き出した日でもありました。その日に三千人ほどが仲間に加わったとあります。まさに教会が誕生した瞬間でした。