悪いしもべ

 たとえでは、他の(僕)は主人の不在を喜び、その帰りがずっと遅れると考え傲慢になり、あたかも自分が主人かのように振舞い、他の使用人達に暴力をふるいます。更に主人の不在を自分自身のために利用し、あらゆる快楽を喜び楽しもうとします(48節)。しかし主人は彼の不意を襲い、その思い上った支配を終わらせます(50節)。この(僕)は、ただ単に不忠実であるというばかりではなく自分自身をも偽り、自分の生きる時を空しく過ごしたことになります。このような僕)は、偽善者が受ける報いと同じ報いを受けることになると警告しています(51節)。