18章1−11節  

1 主からエレミヤに臨んだ言葉。

2 「立って、陶工の家に下って行け。そこでわたしの言葉をあなたに聞かせよう。」

3 わたしは陶工の家に下って行った。彼はろくろを使って仕事をしていた。

4 陶工は粘土で一つの器を作っても、気に入らなければ自分の手で壊し、それを作り直すのであった。

5 そのとき主の言葉がわたしに臨んだ。

6 「イスラエルの家よ、この陶工がしたように、わたしもお前たちに対してなしえないと言うのか、と主は言われる。見よ、粘土が陶工の手の中にあるように、イスラエルの家よ、お前たちはわたしの手の中にある。

7 あるとき、わたしは一つの民や王国を断罪して、抜き、壊し、滅ぼすが、

8 もし、断罪したその民が、悪を悔いるならば、わたしはその民に災いをくだそうとしたことを思いとどまる。

9 またあるときは、一つの民や王国を建て、また植えると約束するが、

10 わたしの目に悪とされることを行い、わたしの声に聞き従わないなら、彼らに幸いを与えようとしたことを思い直す。」

11 今、ユダの人々とエルサレムの住民に言うがよい。「主はこう言われる。見よ、わたしはお前たちに災いを備え、災いを計画している。お前たちは皆、悪の道から立ち帰り、お前たちの道と行いを正せ。」