いつも道はふたつ!

 左側に置かれた人々に対するイエス様の宣言も、逆の意味で彼らにとって予想外でした。自分達は隣人愛を行なってきたと考えていたからです。しかし「だれも二人の主人に仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛するか、一方に親しんで他方を軽んじるか、どちらかである。あなたがたは、神と富とに仕えることはできない」(マタイ6:24)。とあります。神様に仕えるとは神様の意志を行うことであり、神様の意志は、小さい存在である隣人にも心を開くことです。自分の欲望・自分の満足を求めた隣人愛は「最も小さい者の一人であるイエス様」抜きの愛です。