十字架の意味

 歴史的に見るならば、罪のないイエス様を十字架につけたのはイスラエルの宗教指導者達であり、ピラトであり、十字架につけよと叫んだ群衆であるといえるでしょう。しかしその一方で、イエス・キリストの受難と十字架による死は、すでにイエス様ご自身の口から予告されていました(マタイ16:21)し、神の御子イエス様が地上に来られたのは、「多くの人の身代金として自分の命を献げるために来た」(マタイ20:28)というイエス様ご自身の言葉があります。さらに最後の晩餐でイエス様は、「皆、この杯から飲みなさい。これは罪が赦されるように、多くの人のために流される私の血、契約の血である。」(マタイ26:27−28)と言われました。十字架の死は、私達に罪の赦しを与える為の、神様の救いのご計画が最初にありました。