第一の目撃者

 しかし一人の人がこの様子を十字架のすぐそばで,つぶさに目撃していました。それはローマの軍隊の現場責任者だった百人隊長です。百人隊長は十字架の出来事の第一の目撃者です。イエス・キリストが息を引き取る様子を見て、彼はまるで自分に言い聞かせるように「本当にこの人は神の子だった」とつぶやきました。「本当にこの人は神の子だった」。この言葉を彼は一体どのような意味でつぶやいたのか。彼の心にどのような変化が起きたのか。しばらくの間ご一緒に考えてみたいと思います。