二つの献金

 一つの例はバルナバです。彼は自分の畑を売ってその代金すべてを使徒達に託しました。(バルナバについては、このあと使徒言行録13章にパウロと福音宣教の旅に出ていく使徒として再び登場します)。もう一つの例はアナニアとサフィラという夫婦の例です。彼らも又、土地を売った代金を使徒達に託しました。この二組の行為を私達が「献金」として見た時、金額の違いはあったにせよ群れのために献げられたということで、全く問題はないように思われます。ところが、同じ「献金」でもアナニア夫婦の献金には罪が入り込みました。アナニア夫婦が陥った罪とは代金をごまかすという罪でした。