天使を遣わして語らせる神様の命令

 5章17節からは場面が変わり、大祭司とその仲間達が、使徒達に向けて激しい嫉妬と怒りを起こし、使徒達を捕まえて投獄してしまいました。理由は、使徒達による多くの奇跡やそれに伴う人々の尊敬や称賛でした。ところが夜中に主の天使が牢屋の戸を開けて「神殿で命の言葉を語るように」と命じました(19節)。使徒達は「命の言葉」を語るがゆえに、この世の権力者によって捕えられ、そして、「命の言葉」が語り続けられる為に、神の御使いによって牢から出されたのです。使徒達は神の使いが命じた通り、朝早く、神殿の門が開くとすぐ境内に入り、一日を宮で祈ることから始める人達に「命の言葉」を語り、教え始めました。