辱めを受けるほどの者にされた喜び

 使徒達はイエス・キリストから迫害の予告を聞いておりました。「人々を警戒しなさい。あなたがたは地方法院に引き渡され、会堂でむち打たれるからである」(マタイ10:17)。「私の為にののしられ、迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられる時、あなた方は幸いである。喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである」(同5:11−12)自分達が「苦難を受けた証人」とされた喜びから、使徒達は今や、疲れを知らない熱意をもって、「毎日、神殿の境内や家々で絶えず教え、メシア・イエスについて福音を告げ知らせて」(42節)おりました。