3章1−6節

1 イエスはまた会堂にお入りになった。そこに片手の萎えた人がいた。

2 人々はイエスを訴えようと思って、安息日にこの人の病気をいやされるかどうか、注目していた。

3 イエスは手の萎えた人に、「真ん中に立ちなさい」と言われた。

4 そして人々にこう言われた。「安息日に律法で許されているのは、善を行うことか、悪を行うことか。命を救うことか、殺すことか。」彼らは黙っていた。

5 そこで、イエスは怒って人々を見回し、彼らのかたくなな心を悲しみながら、その人に、「手を伸ばしなさい」と言われた。伸ばすと、手は元どおりになった。

6 ファリサイ派の人々は出て行き、早速、ヘロデ派の人々と一緒に、どのようにしてイエスを殺そうかと相談し始めた。