ローマカトリック教会

 このペテロに対する祝福、そしてこの岩の上に教会が建てられ、地上でつなぐことは、天上でもつながれ、地上で解くことは、天上でも解かれる、そういうこの救いに対する権利を、カトリック教会はペテロだけではなくてペテロの後継者である代々のローマの司教・教皇に与えることになりました。ローマカトリック教会教皇は、代々、キリストの代理者として、カトリック教会の頂点に立ち今日に至っております。カトリック教会では全世界の教会が一つのカテキズム(教理問答)を学んでおり、その中に、教皇について次のように述べております。「ペテロの後継者である教皇は、教会の上に、完全、最高、普遍の権能を有し、それを常に、自由に行使することができます。」このように、マタイ福音書16章の18節−19節は、代々のローマ教皇の主張、権利の根拠となり、私共プロテスタント教会との大きな違いです。