石打ち

 この後、伝道を阻止しようとやって来たユダヤ人達が、又もや群衆を扇動してパウロ達に石を投げつけました。パウロは倒れたまま動かなくなったので、ユダヤ人達は死んだと思い町の外へと引きずり出しました。20節にはパウロの周りを「弟子達」が取り囲んだとあります。「弟子達」とは新しくイエス・キリストを信じた人々です。このリストラの地でも、新しいキリスト者の群が生まれていたのです。死んだように見えたパウロでしたが、神はパウロを殺させませんでした。彼は起き上がり、町に再び入り、翌日には、次の伝道地デルベに向かいました。ここに、パウロの命を守り、起き上がらせ、歩く力を与えておられる主イエス・キリストの力を見ます。伝道は着実に前進していきました。