伝道

 当時のキリスト教伝道は、まず、伝道地にあるユダヤ人の会堂で「十字架にかけられて死んだあのイエスこそ、神の子・救い主である」こと、「罪を悔い改めてイエス・キリストの福音を信じることによって救われる」ことを宣べ伝えていました。しかし、このフィリピの町にはユダヤ人の会堂がなかった為、パウロ達は安息日を待ち、祈り場になっていると思われる川岸に出かけて行きました。そこには祈る為に集まっていた婦人達がいたのでパウロ達もそこに座りました。そしてこれまでのように、イエス・キリストの生涯と教え、十字架の死と復活の出来事、天に昇られたイエス様は今もなお私達に聖霊を送って下さり導いて下さっていること、イエス・キリストを通して私達は父なる神様を知ることができること、私達はイエス・キリストを信じることによって、恵みによって救われ、永遠の命をいただけることなど、ここでも真剣に語ったでありましょう。