獄における神様のわざ

 この占いでお金をもうけていた主人達は、その道が途絶えたことを知り、パウロとシラスを捕えてローマの執政官に引き渡し、二人が町を混乱させ、非合法な教えを宣伝していると訴えました。群衆も一緒に騒いだ為、高官達は二人の衣服をはぎ取り何度もむちで打ち、投獄し、足かせをはめました。


パウロとシラスは獄の中で、鞭打ちの傷の痛みや、足かせで眠れない苦しみの中にあっても、「賛美の歌を歌って神に祈っていると、他の囚人達はこれに聞き入っていた」(25節)のです。このような時にも讃美して祈る彼らを通して、真のキリスト者は苦しみの中でも神をほめたたえることが出来ることを学びます。その時、突然、大地震が起こり、牢の戸がみな開き、すべての囚人の鎖が外れました。