「恐れるな。語り続けよ。」

 このみ言葉は、主が私達にいつも語りかけて下さる励ましの言葉でもあります。日常生活の中で友人・知人に伝道していこうとする時、或いは、正しいことを語ろうとする時、私達は相手がどのように反応するかがわからず不安を覚えることがあります。相手に嫌がられないか、出来るなら今の関係を壊したくない・・など「人」を恐れ、言葉が止まることもあります。しかし、私達が主の、この励ましの言葉を聞き神の約束を確信する時に、私達は語り続けることができるのです。


 私の母教会の故大谷賢二牧師は、東京の大井町で開拓伝道を始めましたが、伝道の妨害が激しく、路傍伝道中、度々やくざに囲まれたり、又、戦争中は戦争反対者として毎日のように官憲から圧迫を受けたそうです。しかしどのような時も、救われた平安と喜びは消えず、その土台は「私は救われている」との確信であったと語られていました。