マリアの賛歌

 ルカによる福音書一章には「荒れ野の道を整える者」=神の御子の行く道を準備する者として「洗礼者ヨハネ」の誕生のいきさつが書かれています。そこから既に、神様のご計画が始まっています。そして天使ガブリエルのマリアへの受胎告知、洗礼者ヨハネを身ごもっているエリザベトからマリアへの祝福があります。その後に、マリアの賛歌・・つまり「神への信仰を告白し、主を褒め称える歌」が献げられているのです。ルカ福音書の第一章は、献呈の言葉を除き、神への感謝、信頼、賛美に溢れており、「マリアの賛歌」で頂点に達します。