真のメシア

エス様の、メシアとしての役割は「苦難のメシア」(イザヤ52〜53章)でした。この世を武力で抑えつけるのではなく、この世の暴力によって殺され、罪のない者として血を流すことで、人々の罪をあがない、神様からの赦しをいただくことが神様からのイエス様への使命でした。イエス様は、御心を第一とし、「人々の救い」と「神の国を造り上げる」ことに全てをかけられました。群衆や弟子さえもご自分を理解していないと思える時も、ご自分が世を去った後、弟子達が中核となって教会や神の国を造り上げていかれるように、忍耐強く教え愛し抜かれました。それは、人々に徹底的に仕え、柔和に、謙遜に生きていく「平和の主」のお姿です。イエス様の昇天後、弟子達は聖霊の助けにより教会の基礎を造り上げ、福音は全世界に広がっていきました。

私達も又、罪の世界の法則や価値観の中で苦しんでいた時、神様の一方的な愛によって救われたのです。神の民として歩める幸いを感謝し、今週も聖霊の助けによって神様の恵みの中で過ごし、本物の弟子として成長できるように、祈り求めてまいりましょう。