はじめに

エス様の地上での最後の一週間の三日目の出来事です。この日イエス様を神殿から追い出そうとして、祭司長、律法学者、長老達はイエス様の言葉じりをとらえて陥れる為、ファリサイ派やヘロデ党の人をイエス様のところに遣わしました。ファリサイ派とヘロデ派は、本来は、相いれない者同士です。しかし「イエス追放」という共通の目的に向かって、一時的に手を結んでいます。彼らは、自分達の敵意を隠す為に、イエス様を褒め(「あなたが真実な方であることを知っています」)、イエス様を油断させ、失言を引き出そうと考えたようです。