言葉のわな

彼らはイエス様に「あなたは・・真理に基づいて神の道を教えておられるからです」と敬意を装った後、「皇帝に税金を納めることは律法に適っているでしょうか」と質問したのです。この質問は、神の民であるイスラエル民族が、異邦人の国の皇帝に税金を納めることの是非を問うものです。「納めるべき」と答えれば、「異邦人支配を容認した」と責めることが出来ます。又、民衆は重税で苦しめられていたので、イエス様の人気は失墜するでしょう。「納めるべきでない」と答えれば、ローマ寄りのヘロデ派の人々が黙っていません。どちらに答えてもイエス様を追い込めます。