はじめに

 今日の聖書箇所直前で、イエス様は、律法学者から質問を受けて、最も重要な掟「主なる神様を全身全霊で愛すること、そして、隣人を自分のように愛すること」について教えられています。「神様の愛」は、愚かで弱い私達人間が神様からの愛に答えられなくても、それにもかかわらず愛して下さるというものでした。 相手の反応に左右されるのではなく、本気で「愛したい」という意志に貫かれた、主体的で永続的であると言うこともできます。
又、神様の愛は、相手にも主体性を与えようとされます。親が子供に良い教育を受けさせようとしても、子供は親の愛の意味がわからず、勉強させられるとの重荷ばかり感じて逃れようとしますが、自分でそれをしなければならなくなった時、初めて人生や学びに対して主体的になるように、神様は私達が主体的に行動することを求めておられます。