終末の前ぶれについて

エス様は、二番目の質問「前触れ」について、偽の「救い主」を語る者達の出現、戦いや地震や飢饉などを挙げられました。しかし、これらは起こるに決まっているが、まだ世の終りではないと言われます。
「起こるに決まっている」とは、神様の救いを理解できず、信仰を表すことができない「この世」は、主の御心に沿わず、崩壊していくようになっているのです。そして戦争・地震・飢饉などは「産みの苦しみの始まり」と言われます。これは、古い形の信仰に生きる世界から、新しい形の信仰の下に広がる世界へと移り変わる時(生まれる前)に伴う「苦難」です。御子イエス様がこの世に来られ、神の国の福音を広め、イエス様の救いを信じる者達が神の国の民となる世界、誰もが本当の神様の愛の主権の下で平安に生きる世界は、「産みの苦しみ」の後、到来するのです。