はじめに

今日の聖書は、エルサレムで神殿奉献記念祭が行われた冬の時でした。神殿奉献祭とは礼拝堂を神様に献げる献堂式のことです。シリアの支配下に置かれていたBC167年、アンティオコス4世のエピファネスによってエルサレム神殿に偶像が祭られるなど、神殿は徹底的に冒涜されました。ついにユダヤ人は反乱を起こし、シリア軍を破ってエルサレムを奪回し(BC164年)、神殿は清められ、再び天地創造主である神様に奉献されました。この時一つの取り決めがありました。それは、ユダヤ人にとって非常に苦しめられたエピファネスのひどい政治を、神様が終らせて下さった、その恵みを人々が忘れず深く記憶にとどめるようにと、この日を神殿奉献記念祭として8日間、祝うことにしたのです。