「メシアなら、はっきりそう言いなさい。」

この歴史的な、神様の恵みを思い起こす祭りの時、イエス様はいつものように神殿に来られていました。普段よりも多くの人達が集まるこの時を、イエス様はご自分の使命である、神様を伝える時として大切にされたのでありましょう。その時、イエス様に対して態度を決めかねていたユダヤ人達、及び、悪意を持つユダヤ人達がイエス様のまわりを取り囲みました。そしてイエス様に詰め寄り言いました。「いつ迄、私達に気をもませるのか。もしメシアなら、はっきりそう言いなさい。」彼らはイエス様がメシアなら、もっと自分のことを明確に、あからさまに、大胆に、率直に表明して欲しいと言ったのです。イエス様がはっきり言わないので、自分達はどっちつかずの状態になっていると苦情を申し立てたのです。その一方で、イエス様が大々的にメシアであると宣言するならば、ユダヤ当局やローマ人達から危険人物として目をつけられることを期待していたのです。