「すべての人に言うのだ。目を覚ましていなさい。」(37節)

34節以下の譬えは、留守を託された僕や門番が、帰りがいつになるか分からない主人を迎える為には、日常的にしっかり任務を遂行していなければならないことを教えています。罪が横行するこの世の闇の中に、世の光であるイエス様が再び来られることの比喩です。「主人が突然帰ってきて、あなた方が眠っているのを見つけるかもしれない」との御言葉は、十字架の苦しみを前にして祈るイエス様の傍で、祈りの応援をすべき弟子達が眠ってしまったことが思い起こされ、私達人間の弱さを思い知らされます。「目を覚ます」ことについては、エフェソ書6:18、一テサロニケ書5:1〜11、一ペトロ書5:8〜11、ロマ書13:11〜14を、ぜひ参照して下さい。

エス様は、私達の罪をあがなって下さり、サタンに勝利し、神様のご計画を成就された方であり、弟子達を愛し、教え、励まし、導かれた方です。そのお方が弟子達に「あなたがたに言うことは、すべての人に(今を生きる私達に)言うのだ。目を覚ましていなさい」と言われます。