「彼はナザレの人と呼ばれる」

エス様の時代「ナザレ人」といえば、ユダヤ人が侮蔑を込めて呼んだ名称(ナザレ出身者は「いなかもの」)で、その人の低さを表すあらわす言葉)でした。イエス様は高くそびえる木ではなく、切り倒された株から出た新鮮な若枝のように、救い主イエス様の低さをあらわす「しるし」となった「ナザレ人」の名称でありました。馬小屋で生まれたことも、低さを象徴するものでしたが、ナザレに住み、そこで育ち、「ナザレ人」と呼ばれるようになったことも、イエス様の低さを表し、その生涯も常に、低く見られた人達の良き友となり、そして人々が最も忌み嫌う十字架による最期を迎えられたイエス様の、その目的は何であったかといえば、それは私達人間を、罪の支配から救いだす為でありました。