滅びと救い

 聖書では、「水による清め」と共に、「火による清め」が言われます。洗礼者ヨハネは、「イエス様は、聖霊と火であなた達に洗礼をお授けになる」と証ししました。清める「火」とは、神様から来る究極の「真理の光、熱」と言い変えることが可能であり、その全くクリアな光と、ものすごい高熱によって信仰者が照らし出され、その人の信仰が本物でない場合は焼き尽くされてなくなるのです。と同時に、そこを通過できた信仰者に対しては、「彼がわが名を呼べば、わたしは彼に応え『彼こそわたしの民』と言い、彼は、『主こそわたしの神』と答えるであろう」(同)と、主なる神様と人間が本来の交流ができるようになることを表しています。
「本物の信仰者」にまず必要なのは、神様と人間を遮断している「罪」の徹底的な悔い改めです。その上での信仰でなければ、神様の「真理の光、熱」に耐えるような「本物」にはなり得ないのです。