うその噂

今日の聖書には、イエス様の復活の出来事と、その後の祭司長達の行動、そしてイエス様の、地上での最後の御命令が記されています。
 イエス様の遺体を置いていた墓が空になったことを見届けた番兵達は、この事実を、エルサレムの祭司長達にありのままに報告しました。その結果、祭司長達はは、このことが外部に流れたならば民衆達が騒ぎだし、神の子を十字架につけたと、自分達に責任を追及してくるかもしれず、又、復活を否定した自分達への信頼も失墜することから、彼らが考えたことは、うそ・偽りのうわさを流すことでした。彼らは、墓がからになったのは、番兵達が眠っている間に弟子達が遺体を盗んだからだと番兵達に言わせることにして、その報酬に多額のお金を与えました。さらに、番兵達の責任問題については、自分達が総督に説得し、罰がおりないようにすると約束したのです。こうして兵士達は、言われるままに嘘の証言を広めました。
こうして祭司長達は、最後まで神様に逆らう道を歩み続けたのでした。
この嘘の噂により、弟子達の福音伝道は大きな痛手を受けたことでしょう。

しかしどのような妨害があろうとも、キリストの十字架と復活の出来事は、復活の証人達によって伝えられ、その結果教会が生まれ、十字架と復活の証言は、全世界の教会を通して、今もなお、伝え続けられていることは、私達が良く知っているところです。