イエス様の、最後の御命令

 さて、11人の弟子達は、復活されたイエス様に会う為に、イエス様が指示されたガリラヤの山に登りました。そこで復活のイエス様を、神として、礼拝されるにふさわしい方として拝みました。イエス様は、弟子達のそばに近寄り、「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。」と言われました。これは、イエス様が、天上と地上におけるすべての権限を神様から与えられたということです。なぜならイエス様が十字架の死に至るまで、神様に忠実に服従されたからです。「だから、あなたがたは行って、すべての民を私の弟子にしなさい。」と命じられました。
エス様が天上でも地上でも、すべての者の主であるならば、すべての者は、イエス様に服従して、イエス様から学ぶべきなのです。
弟子達の使命は、世界の人々をキリストの弟子とすることでした。
それに伴い、「父と子と聖霊の名によってバプテスマを授ける」ことと、「イエス様の戒めを教えて、それを守らせること」を命じられました。
 このイエス様の最後の御命令には、約束が伴っておりました。それは、イエス様は「世の終りまで、いつも、共にいて下さる」という約束です。これは大きな約束です。イエス様は、全生涯をつらぬいて、いつも私達と共にいて、助け守って下さるという約束を下さったのです。かつてイエス様は、「あなた方は世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている」と言われました。
 私達は苦難に打ち勝ち、死に勝利して復活され、神様から全権・委任された権威をもっておられるイエス様の弟子として、歩むことが出来る幸いを思います。これからも、世の終りまで、共にいて下さる主と共に歩み、困難に立ち向かい、イエス様から与えられている伝道の使命を、少しでも担える者として、造り上げられていきたいと願うものです。