はじめに

 今日は復活節第4主日です。イエス様は、「わたしは復活であり、命である」と言われます。今日の聖書の箇所は、「ラザロの死と復活」の出来事の一部です。エルサレムの近く、3?ほどのベタニア村にマリア、マルタ、ラザロの兄弟が住んでいました。彼らはイエス様と親しく、イエス様が近くに来られた時は泊まられるような関係でした(ルカ10章)。イエス様は、彼らを「愛しておられ」(11:5)ました。
ベタニア村から(60〜70キロほど)離れた場所にイエス様が滞在されていた時、ラザロが病にかかりました。姉妹は遠方にいるイエス様にわざわざ知らせています。恐らく死も予想される重い病だったのでしょう。親しい間柄でもあり病人を治して下さるイエス様なら、直ぐ駆けつけて兄弟ラザロを治して下さるだろうと期待したことでしょう。
しかしイエス様は知らせを聞いて、「この病気は死で終わるものではない。神の栄光の為である。神の子がそれによって栄光を受けるのである。」と謎めいたことを言われた上で、尚、二日間、同じ所に滞在された後に
ベタニアへ向かわれました。